【9月定例会】災害時の避難対応の勉強会
9月18日(水)、私たちのグループホームでは、定例の研修会を実施しました。
毎月第3水曜日に月1回の定例研修会を実施しています。
今月のテーマは「災害時の避難方法」。
特に、火災時の対策に焦点を当て、実践的な内容を取り入れた勉強会となりました。
このような研修は、利用者様やスタッフ全員の安全を確保するために非常に重要です。
私たちは、障害をお持ちの方が安心して暮らせる環境を提供することを目指しており、いざという時に、スタッフが迅速かつ的確に対応できるよう、日頃から訓練を重ねています。
今回の研修では、消火器の使用方法、119番通報の際の正確な情報伝達方法、そして利用者様の避難誘導について、グループごとに分かれて学びました。
消火器の使い方についての確認
まず、火災時に最初に行うべき初期対応について話し合いました。
特に重要なのは、消火器を正しく使えるかどうかです。
消火器の使い方は多くのスタッフが知っているものの、実際に使ったことがないスタッフもいます。そのため、基本的な使い方や注意点を口頭で確認しました。
119番通報の重要性
次に、火災が発生した際の119番通報について話し合いました。
迅速かつ的確に消防に状況を伝えることは、被害を最小限に抑えるために欠かせないステップです。しかし、災害時は誰しもが焦ってしまいがちで、重要な情報を伝え損ねることもあります。
そこで、通報時に伝えるべき情報を整理し、勉強会では次のような重要なポイントを確認しました
- 住所やグループホームの正確な場所
- 火災の規模や発生場所
- 建物内の状況や、障害を持つ利用者様の有無
これらの情報を冷静に伝えるために、日常的に頭に入れておくことの重要性を強調しました。
また、勉強会の中では、役割分担をして誰が通報を行うか、その際の流れについても話し合いを行いました。
利用者様の避難誘導
災害時には、利用者様の安全な避難が最も重要です。
特に、障害をお持ちの方は、パニックになりやすく、適切な誘導が必要となります。
今回の研修では、火災が発生した場所を想定し、スタッフ同士で連携して利用者様を安全に避難させるための方法を実際にシミュレーションしました。
グループディスカッションとフィードバック
実践的な避難訓練の後には、各グループでディスカッションを行い、課題点や改善策を話し合いました。
例えば、いざという時にスムーズに通行できる避難経路の整備、火災時にどこに集まるべきかの再確認、利用者様ごとに適切な避難方法を検討する必要性が指摘されました。
また、今回の訓練では、スタッフ間での連携ミスや役割分担の不備が明らかになりました。
こうした反省点を共有し、今後の対応力をさらに向上させるための対策を取り入れることができました。
何よりも、日頃からのコミュニケーションが重要であり、非常時においてもスムーズに連携できる体制作りを心がけていくことが確認されました。
勉強会のまとめ
今回の勉強会を通じて、スタッフ一同が災害時の対応について改めて確認し、利用者様の安全を第一に考える重要性を再認識しました。
実践的な訓練は今後さらに深めていく予定ですが、まずは知識を共有し、全員が同じ方向を向いて行動できるような土台作りができました。
今後も、定期的にこうした勉強会や訓練を行い、利用者様が安心して暮らせる環境作りに努めてまいります。
利用者様にとって、安心安全な生活を送っていただくためにスタッフ同士知恵を出し合って勉強会を行っています。
また今後行う勉強会についてもご紹介していく予定です!